プラスチックの有効活用を目の当たりにした驚き

エコ、と一言に言いましても、本当にエコのか、という疑問を常に抱いてしまっている状態が続いておりました。
本当に、資源は、有効に活用されているのか、かえってコストが高くなったり、環境に負荷をかけている状態にはなっていないのか、という真実を見極める目が必要なのだと考えて、積極的にエコに参加する気持ちにはなれないのが本音です。
車を新車にして、エコだ、と言うのはいったいどういう事なのか、疑問が湧きます。
最後まで大切に使う事、十年間大事に使う事よりも、さっさと、新しい車に乗り換えた方が本当に環境に良いのか、なぞは深まります。排気が綺麗になる、という目先の事柄はエコです。
しかし、ごみを増やすということになればエコにはつながりません。

実際には、乗れる車をチェンジするのですから、車はゴミになるのではなく、中古車として売りに出されるわけです。
一部がエコで全部では不明、そんなエコの進み方でありますが、あるテレビを見て驚いたことがあります。
開発者の方が、自家製で開発されたストーブだったのですが、プラスティックを燃料タンクへ入れると、そのプラスティックが溶けてそのまま。ストーブの燃料になるのです。
すなわち、家の中のプラスティックゴミをつかってストーブが使えるというのです。

これは、驚きでした。直ぐに目の前で、燃料になっているプラスティック。これでは、もうプラスティックはゴミではなく、貴重な燃料です。
目の前で起こっていることですから、プラスティックを捨てる気持ちにもならないでしょう。
家の中だけでなく、外からも集めてきてストーブを使いたい気持ちにもなります。

ストーブは温まるだけでなく、上にヤカンを置いてお湯を沸かしたり、焼き芋を焼いたりととても素敵な機械なのですから、燃料が無料でストーブが使える、と言うのはかなり嬉しい事なのです。
しかし、ここに、疑問も、有ります。
透明なプラスティックと色がついているプラスティック、プラスティックに含まれる混合物の状態等、それによって、ストーブに与える影響と、排気は異なって来るはずなのです。
どのようなインクが使われているのかが問題になります。

今、プラスティックを家で簡単にストーブの燃料として再利用するには、プラスティックに含む原材料に規制を設けて、再利用しやすいプラスティックを循環さすことが必要です。
家庭で再利用できるプラスティックとそれによるストーブ、と言うのは目の前で環境問題の大切さも温めてくれるはずなのです。