エコな炊飯で毎日のごはんもおいしくなる

家庭によっては、ほとんど毎日炊飯器でごはんを炊いています。これが、意外と電気代がかかるもの。ここでうまくエコを工夫をすれば、思った以上の節電効果を得ることもできます。
実際に、みなさんのなかにもエコのつもりで、できるだけ「早炊き」機能を利用している人もいるのではないでしょうか。ところがこの早炊き機能というのは、あくまで節約できるのは時間だけです。
全体的な電気代は、通常に炊いた場合とほとんど変わりません。

早炊きというのは、ようするに吸水と蒸らしの時間を短縮しているだけなので、そこにはあまり電気代自体が関わっていないのです。
「早炊き」ではなく「エコ炊飯」という機能がついている場合は、もちろん電気代の節約になるのでどんどん使ってみてください。

意外と知られていませんが、炊飯器でもっとも電気を利用するのが保温機能です。炊飯をしたら、あとはそのままごはんを入れっぱなしという人も多いのではないでしょうか。
だいたい10時間くらいの保温で1回分の炊飯と同じ電気代がかかるので、1日保温しておくとそれだけで通常の3倍以上となってしまうことが分かります。

また、保温というのはごはんをおいしく味わううえでも、あまりおすすめできる機能ではありません。
ごはんは温かいままだと、時間が経つにつれどんどん味が落ちていってしまうからです。

炊飯したごはんを保存しておくには、炊いたあとにすぐ冷まして、それをラップでくるんで冷凍しておくのがおすすめです。
怪盗するさいに電子レンジを使いますが、その分をふくめても保温したときよりは電気代が割安になります。

そして何より、これなら電気代を節約しつつ、さらにおいしくごはんを食べられるという一石二鳥の効果があるのです。
また当然の話ですが、ごはんは一度にできるだけ多めに炊いておいたほうが電気代の節約になります。
特に独り暮らしの方などは、もったいないからと一食ごとに炊飯していることもあるでしょう。

そういった人たちにはぜひ、一度に何日分もの炊飯をしておいて、冷凍保存することをおすすめします。
そのほうが、毎回炊飯するよりよほど手間はかからないでしょう。

このように、ごはんをエコで炊飯する方法というのは、同時にごはんをよりおいしく、より便利に食べるための方法でもあります。
電気代を節約した分を毎日のおかずに回していけば、食卓はさらに充実していくことでしょう。

みなさんも、より楽しい食生活を送るために、エコな炊飯をはじめてみてはいかがでしょうか。

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