古紙の再生

リサイクルは地球環境を維持していくためにも必要なことですが、その中でも紙は再生に適していると言われています。現在の日本においては、紙の原料となっているのが古紙や木材から作られたパルプで賄われています。しかし、パルプになる木材をはじめ、森林資源の利用は今後地球環境保全のために長期的に取り組んでいく必要があるのです。

そんな中で古紙を再生し、再利用して紙を作るということが非常に注目されているのです。今回は古紙の再生についてご紹介していきます。

新東京グループが注目している古紙の再生技術

古紙は、製紙工場に運ばれ、水を入れた大きなミキサーのような機械に投入されます。その後、底にある羽根の回転力で水を混ざり合い、繊維へと変化していきます。古紙でも、新聞をはじめとするインキは事前に取り除くことが必要です。脱インキ剤を機械に投入して蒸気で加熱しますが、インキ抜きをしないでそのまま再利用されることもあります。インキ抜きをしないで再利用される場合、基本的には段ボールやボール紙などの紙箱類になります。また、古紙は機械に投入することで金属や木片・プラスチックなどの異物も除去される仕組みになっているのが特徴です。

インキ抜きをした古紙パルプは、新しいパルプと配合され、紙へと再生されます。

古紙類の回収に協力しよう

全国に自治体では、古紙類の回収を行っています。古紙はその発生源によって、産業古紙・回収古紙に分けられます。産業古紙は印刷工場や新聞社、製箱工場など紙を大量に扱う事業から出る古紙で、回収古紙は家庭やスーパー、様々な企業などで1度使われた使用済みの紙のことです。家庭から発生する古紙は回収古紙となるため、自治体の古紙回収や町内会の集団回収などで再生資源業者を通じて集められていきます。しかし、古紙をそのまま捨ててしまっている人々は現在も非常に多いのが現状です。

地球環境を守っていくためにも、1人1人が古紙の回収に積極的に取り組む必要があるでしょう。また、日頃から古紙利用製品を選択して使うように心がけることも大切なことです。

古紙の再生技術やその重要性を紹介してきましたがいかがでしたか。近年では、古紙利用製品の品質も向上してきており、紙としての機能だけでなく、保存性や価格も面においても申し分ないものになってきています。紙のリサイクルを継続していくためにも、古紙の回収や古紙利用製品を使用していくことが重要なのです。紙は生活していく上でなくてはならないものでもあります。

しかし、社会や経済の発展などに伴い、紙の用途は多様化し、あらゆる場面で使われるようになっており、リサイクルに取り組むことが重要視されているのです。

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