アルミ缶のリサイクル

飲みものの缶が開発されるようになってから、「アルミ缶」は開けやすくて軽いという理由からさらに普及が目立つようになりました。今では缶全体のうちアルミ缶が約46%を占めていることから、アルミ缶の品質が改良されています。また、アルミ缶をリサイクルすることによって原料の削減やゴミの量を減らすことにも注力しています。

そこで今回は、アルミ缶のリサイクルの仕組みや流れについて新東京グループがご紹介していきます。

■アルミ缶の特徴

アルミ缶は身近なもので言うと、缶ジュースや缶ビール、缶詰などが挙げられます。アルミニウムで作られているアルミ缶は非常に軽くて柔らかいので、炭酸入りの飲みものやお茶、魚の缶詰めなどに使われていることが多いです。飲みもの用のアルミ缶には、必ず「アルミ缶マーク」が付いていて、これは国の法律によって決められたデザインになります。

このアルミ缶マークは生産会社が自主的に付けるようなシステムになっています。

■アルミ缶をリサイクルする仕組みについて

最近では「アルミ缶はリサイクルするもの」という考え方が一般的な常識ととらえられています。リサイクルをするためには、お店や駅などに設置されているアルミ缶の回収ボックスに入れたり、各家庭で資源ゴミとして出したりすることによってリサイクルが可能になります。学校などで行われる集団回収やコンビニなどに設置されているボックスに入れられたアルミ缶も、同じ仕組みでリサイクルされつつあるようです。

当然、ポイ捨てや別のゴミとして捨てられたアルミ缶はリサイクルすることができません。

■アルミ缶がリサイクル回収された後の流れ

資源ゴミとして回収されたアルミ缶は、1,000個以上にまとめて押しつぶされてアルミニウムの原料になります。その後、アルミニウムを生産する工場に搬送され、高温で溶かし様々なアルミ製品へと生まれ変わります。回収されたアルミ缶のうち約70%は再びアルミ缶として生産され、残りは自動車部品などに使用されることが多いです。アルミ缶1kgあたり(500ミリリットル×50個)をリサイクルすると、埋めたてするのに比べて、2.5リットルの原油換算、8.6㎏の二酸化炭素削減に効果があります。

アルミ缶の生産会社では、原料やエネルギーをできるだけ減らすためにさらなる軽さを追求したアルミ缶を作るよう努力しています。各家庭では、できるだけゴミの量を減らしアルミ缶は必ずリサイクルへ回すように協力していきましょう。

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