卵の殻の再利用は実用的にもインテリアにもなります

卵の殻のリサイクルには、様々な使い道があります。代表的なものでは、ガーデニングや菜園の肥料として細く砕いたものを直接蒔くことです。
この方法は、田舎にある私の実家でも昔からしていました。昔からよく知られている方法ということです。

しかし、私の家では卵は1日に1人が1つ食べるペースなので5人家族の我が家では本当に沢山の卵の殻が毎日溜まっていくのです。
何とか他にも利用できないかと思い、調べてみると卵の殻は台所周りの掃除や洗い物に役に立つということでしたので実践してみました。
まず、洗った卵の殻を粗く砕いてお鍋の中にお湯と一緒に入れます。そこへ頑固な汚れの着いてしまった布製品、布巾やタオルなどを一緒に入れて30分程度煮込んでいきます。

そうすると卵の殻の成分が熱を加えられることによって変化していき、二酸化炭素と反応することで汚れを浮かしてくれるのです。
煮込んだ布巾やタオルなどをこの後に通常どおり洗濯すると、頑固な汚れがキレイにとれてしまうのです。煮込んでいる時間が少々長いので、台所を離れられなかったり、光熱費が気になるところではありますが、
手洗いしてもなかなか取れない汚れが自分の手荒れを気にせず取れてくれたのでありがたいです。私は、初めてこの方法を使う時に入れる卵の殻を細く砕き過ぎてしまったのか、
乾かしてから洗濯物を払うと卵の殻が出てきてしまったので、粗く砕くというところだけ気をつけています。また、同じく砕いた卵の殻をコンロ周りに水を撒いた状態で上から撒いていき、
スポンジで殻を擦り付けるような形で軽く擦ります。すると卵の殻が研磨剤の代わりになってくれるので頑固な汚れもとれます。何より台所は食品を扱うところなので、
なるべくなら洗剤や研磨剤を撒きたくないのに比べて卵の殻なら元々食品と一緒に存在しているものなので安心できます。

これを応用すると、水筒や細長いコップ、お茶を冷蔵保存する時の容器などを洗う時にとても助かります。こういう、手の入りにくいものは専用の長いブラシを利用する方法もあるのですが、
卵の殻を使って洗うととても簡単に済ませることができます。洗いたい物の中に、水を少し入れて砕いた卵の殻を一緒に入れます。水筒の場合やお茶の容器など蓋がある場合は蓋を閉めて、
コップなど蓋がない場合は手で塞ぎます。そのままシャカシャカと振っていくと中の水垢を浮かせてくれます。くすみが取れてきたのを確認したら中身を出して今度は水と食器用洗剤でシャカシャカします。
後は、洗剤が残らないようにしっかりと流します。この方法だと着いてしまった水垢を底の方でも問題無くキレイにできますし、定期的にやると汚れがひどくなるのを防ぐことが出来ます。

また、私が遊び半分で始めた利用方法ですが、キレイに割ることが出来た卵の殻に少しだけ土を入れてハーブの種を蒔きます。水をあげて育てると可愛らしいインテリアにもなります。
本当にキレイに割れた深めの卵の殻を見つけた時にしかできませんが、ハーブのグリーンがヒョコッと見えるととても癒されます。

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