野菜の切れ端は捨ててしまうのは勿体無いです。切ったばかりの時点では、食べることが出来ないですが、少し育ててあげるだけでまた美味しく食べられるように葉や実をつけてくれるのです。
育てやすい代表的な野菜はネギです。こちらはテレビなどでもされている方をたまにお見かけします。
ネギの美味しい部分を落とした後に残った根の部分を水に少しつけて、毎日水を変えてあげると、数週間のうちに薬味に使えるネギが復活します。
なので1回食べただけでは勿体無いです。ネギは何度も楽しむことが出来るのです。
他の野菜も同様に、再び楽しむことが出来ます。大根やニンジンの葉は、少し厚めに切り落としたヘタの部分をネギ同様に少しだけ水に浸します。
この水を毎日変えてあげると、ヘタの丸い部分の縁から緑の葉っぱが芽を出します。これを大きくなり過ぎない程度に育てると、
ニンジンはサラダや肉料理の付け合わせに、大根は甘辛く炒めてご飯のお供に変身します。ちなみに私は、大根の方が好きです。
昔からおばあちゃんがよく作ってくれていたので、懐かしい味なのです。
さつま芋は、保育園や小学校の生徒たちの農園でも育てられている程にとても生命力の強い育てやすい植物なのです。
ただ、今までのお水につけた状態の後にもうワンステップが必要なので、少し手間はかかります。
さつま芋は小さいものでしたら丸々一本、大きいものでしたら半分から3分の1程度に切ったものを少しの水に浸します。
こちらも毎日水を入れ替えて下さい。そうして育てると緑の芽が出てきます。これを更に大きくするとツルが伸びてきてさつま芋の苗となります。
このまま水にだけつけているとこのツルと葉っぱだけがどんどんと成長していきます。お好きな方はこのさつま芋のツルも食べられるので良かったら試してみて下さい。
ただ、さつま芋といえば甘いほくほくのお芋です。その芋になる根の部分を育てるためには下に伸びていくための土が必要になります。
大きく深めのプランターにたっぷりの土を入れて、育ったツルを葉を出した状態にして植えていき、たっぷりの水を与えます。その後は、
さつま芋は厳しい荒地でも育つ品種なので逆に肥料をたくさん与えたり水をやり過ぎてしまうと育ちにくくなるので、土が乾きそうな頃に水をやり肥料は最小限にとどめます。
そうすると葉っぱやツルよりも土の中の芋に栄養が届くので美味しく育ちます。秋の収穫は、葉が枯れてきた頃が目安です。小さな芋掘りを楽しんで下さい。
根菜や芋を育てようと思うと、このさつま芋のように土の中に植え替えをするとしっかりと育ちます。色々な植物が普段から手に入る時代です。
興味があれば沢山試してみて下さい。