現在、エコ建築が注目を集めているというのをご存知でしょうか。エコ建築は、自然素材や環境に負荷をかけない資材などで建設する方法です。近年地球環境に整合する建築と都市の実現を目指して計画・設計するエコ建築は、いくつかの条件を目標としています。
そこで、エコ建築におけるポイントや、ニューヨークの最先端のエコ建築についてご紹介しましょう。
■ニューヨークの最先端エコ建築
ニューヨークのハドソン川にある「サイエンス・パージ」は、野菜を育てる温室として建築されました。ニューヨーク市民に環境問題を意識してもらい、太陽光や風力、バイオ燃料で数男しているのが特徴です。「カーボンニュートラル」という二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナスゼロにする目標を達成しており、アメリカの代表的なエコ建築と言えます。
サイエンス・パージでは、トマト・レタス・ピーマンなどの水耕栽培を中心に行っています。健康な農土が入手できない都市環境でも天然資源を保護しながら栽培することができ、雨水や川の水を循環させ、農薬を使っていません。そもそもサイエンス・パージは「グラウンドワーク・ハドソン・バレー」という非営利団体が運営しています。
ニューヨーク市の北にあるヨンカーズで停泊しているほか、環境問題を考えるため授業の一環として参加する子どもたちも多いのが特徴です。
■エコ建築について
エコ建築は、エコロジー建築の略称で、いくつかの建築におけるポイントがあります。その1つが、建設や解体に必要な負荷が少ないことです。使用資材量が小さく、環境負荷が小さい素材を適用したり、省エネルギー建築にしたりするなど、ライフサイクルにおける環境負荷を踏まえて建設するというものです。また、人間活動の負荷によってあらゆる生物活動を活性化させ、共生できる環境を作るということもポイントとして挙げられます。
ほかにも、有害な物質を出さずに建築したり、生態系に有益な形式を採用したりすることなどもエコ建築の特徴です。
エコ建築やニューヨークの最先端エコ建築について紹介してきました。エコ建築は、自然環境を配慮した建築であり、省資源・リサイクル・有害物質を除去するなど、環境を第一として考えた建築となっています。日本でも、近年エコ建築が注目されていますが、地球温暖化など、地球環境を考える上では非常に大切な建築方法であると言えるでしょう。
エコ建築に興味がある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。