牛乳パックでエコの工夫

リサイクルの定番と言えば牛乳パックを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。中には、牛乳パックは捨てずに毎回リサイクルに出しているという方もいるかと思いますが、リサイクルすることで何に変わるのか知らないという意見は意外と多いものです。今回は、牛乳パックのリサイクルの仕組みについてご紹介していきましょう。

回収ボックスの設置でリサイクルしやすい環境に

牛乳パックを一般ゴミに出している方もいるかと思いますが、牛乳パックはどこのスーパーでも回収ボックスが設置されているので比較的リサイクルに貢献しやすいものです。
牛乳パックは年間100億個も使われており、1人当たりに換算すると約77個分になります。
現在は使い終わった牛乳パックの3割程度がリサイクルされている状況ですが、捨ててしまえばただのゴミにしかならないものも、再利用すれば大量の資源として利用することができます。

牛乳パックをリサイクルする理由とは~新東京グループが調べました~

牛乳パックはもともと木から作られていることをご存知でしょうか。主に北米・北欧の針葉樹が原料となっています。製材工程で用材には適していない外周部分や端切れ、おがくずなどの不要な部分を原料にしています。牛乳パックは一般ゴミとして捨てられてしまうと、焼却する際にCO2が発生してしまうので、リサイクルした方が圧倒的にCO2の排出量を軽減させることが可能です。

ゴミの捨て方次第でエネルギー量やCO2排出量が変わってくるのであれば、牛乳パックはリサイクルに出した方がエコ対策として地球環境にも貢献できるということが理解できます。

■リサイクルされた牛乳パックは紙製品になる

牛乳パックの再利用商品といえば、トイレットペーパーが思い浮かびますが、紙トレーやうちわ、フラットファイル、キッチンペーパー、各種パッケージなど他にも様々な商品に利用されています。
そのほとんどには、「再利用マーク」がついているので、どの商品に牛乳パックを使用しているのかご自身で確認することができます。

牛乳パックをリサイクルに出す時は「洗う・切り開く・乾かす・まとめる」この作業を行ってから回収ボックスに出すようにしましょう。
牛乳パックの中には内側がアルミでコーティングされていて、回収できないものもあるようなので、「紙パック」のマークがあるかどうかもチェックしてください。
牛乳パックはリサイクルすれば、色々なものに再利用することができますが、ペン立てやフォトフレームなど自分でできる工作アイディアもたくさんあるので、時間をみつけてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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