毎日料理をしている方の中で果物や野菜のくずを捨てているという人はどれくらいいるでしょうか。当たり前のように捨てているという人も珍しくないのですが、実は果物や野菜のくずもエコに活用することができるのです。果物や野菜が腐りやすい夏場は、いらないくずの処理や捨て場に困る人も多いかと思います。
ここで、果物や野菜のくずを無駄にしないエコな活用方法をチェックして、さっそく今日から実践してみてください。
果物のくずはお掃除アイテムに利用する
料理の味のアクセントや飾りなどに使うレモンは、洗浄効果のあるリモネンが含まれています。鍋の黒ずみや水垢などに効果的なクエン酸も含まれているので、家中のお掃除にぴったりのアイテムとして利用することができるでしょう。例えば、電気ポットや鍋にレモンのくずとお湯を入れて沸騰させれば、カルキの汚れや水垢を一気に取り除くことができます。
シンクや浴室などの水まわり、電子レンジや炊飯器などはレモン汁を含ませた布巾でお掃除すれば、ピカピカになりレモンの香りで嫌な臭いも払拭することができ非常に便利です。レモンだけでなく、みかんやグレープフルーツなど柑橘類の果物にもリモネンが含まれているので、捨てずにお掃除アイテムとして再利用してみてください。
野菜の根くずは土に植えて育てよう
最近「再生野菜」という言葉を耳にするようになりました。これは、野菜の根の部分を捨てずに土に植える、水に入れて育て再び食べられる野菜にするという方法です。かいわれ大根や豆苗は育て方も簡単なので、上手に再収穫していけば1週間くらいですくすくと芽が伸びるでしょう。最初に食べる時は、2~3㎝くらい芽を残しカットします。
あとは種が植えてある土台を水につけて少し日当たりの良い場所に置いておくだけです。1日1~2回水を入れ替えれば、簡単に育ちます。この他にも、にんにくや万能ネギ、キャベツ、など再生野菜になる種類は非常にたくさんあるので、食卓によく出る野菜を育ててみてはいかがでしょうか。
普段何気なく捨ててしまっている果物や野菜は、このように再利用できることがわかりました。
毎日の生活に役立つのであれば、今まで捨ててしまっていたことがもったいなく思えてくるのではないでしょうか。
こうした何気ない活動も、毎日コツコツと続けることで大きな環境対策になるはずです。
食に関する身近なところからエコ活動を始めてみると、楽しく取り組めるかもしれません。